シネマトゥデイ

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こわれゆくケイト・ウィンスレットの凄みに魅せられて

  • 女と男の観覧車
    ★★★★

     ウディ・アレンは“終わってない”どころか、更なる境地へと達した。50年代NYのリゾート地を背景に、くすぶった者たちの込み入った事情が舞台劇調に描かれる。生活に疲れ悔恨を抱く元女優が、劇作家志望の青年出会ってもう一度夢を見る。遊園地の観覧車は同じ場所を回り続ける人生を象徴するが、此処ではない何処かを求め降りようともがく姿が痛ましい。そして、こわれ始めるのだ。ヴィットリオ・ストラーロの撮影が、時代を再現するのみならず、色彩変化で心象風景を豊かに表す。中年のヒロイン、ケイト・ウィンスレットの崩壊演技は、代表作『レボリューショナリー・ロード』と並び、凄まじい。

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清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●円谷プロ「ULTRAMAN ARCHIVES」●過去に「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4/朝ドラ特集」●kotoba春号「特集:ブレードランナー2019-2049」●デジタルハリウッド大学「アニメフォーラム」講演●映画.comコラム●「Pen」SF特集/●NHK BSプレミアム「ザ・ベストテレビ」出演●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」●TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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