シネマトゥデイ

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細田版『ボス・ベイビー』からの、「ファミリーヒストリー」

  • 未来のミライ
    ★★★★

    主人公が女子学生となった妹・ミライではなく、“新しい家族”に両親の愛情を奪われ、嫉妬心全開の4歳児の兄・くんちゃんという設定や、両親にとっての“子育てあるある”など、『ボス・ベイビー』と共通項も多い本作。だが、そこは家族愛を描けば、激アツな細田守監督。テレビシリーズ1話分に相当するエピソード×5で構成された4歳児の冒険物語は、一軒家と小さい庭というミニマムな空間で展開され、そこから見えてくる家族の壮大なドラマは、細田版「ファミリーヒストリー」と化す。過剰な演出やサプライズは用意されていないものの、改めて“家族の絆・繋がりとは?”を考えさせられる『サマーウォーズ』以来の快作に仕上がっている。

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『サイバー・ミッション』『ギャングース』『あの頃、君を追いかけた』『妻の愛、娘の時』『リグレッション』『ブレイン・ゲーム』『香港製造/メイド・イン・ホンコン』『榎田貿易堂』『ボス・ベイビー』『友罪』『フューチャーワールド』『聖なるもの』『カンフー・ヨガ』『星くず兄弟の新たな伝説』『風の色』『マンハント』『犬猿』『チェリーボーイズ』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「CREA WEB」にて笠松将、「TV LIFE」にて葵わかなインタビュー記事などが掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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