シネマトゥデイ

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細田守作品らしい心地よさに、やや異なる後味も

  • 未来のミライ
    ★★★★★

    お父さんが建築家ということで自宅が奇妙な構造だが、不思議な空間が時間を歪ませるかのように、現実と非現実の境界が淡くなる。その感覚を、あくまで軽妙に見せるのが細田作品らしい。過去の作品同様に、家族関係がドラマチックになりそうでならず、後味も妙に穏やかなのだが、今回はその穏やかさが、ほんの少し物足りなさも喚起した。それは現実にもたらされる「変化」があまりに想定内だったせいか。はたまた、主人公くんちゃんの声に最後まで違和感が残ったせいか(演じた本人は全く悪くない)。

    キャラクターや色遣い、SF的風景まで、アニメの王道とイマジネーションを追求した新しさの融合で、ビジュアルには最後まで心をつかまれた。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: 久しぶりに日本映画の撮影現場に通っている、2019年の年明け。いろいろな意味で物議を呼びそうな作品でもあります。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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