シネマトゥデイ

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恐竜たちがみな愛おしい

  •  前半はこれまでのシリーズ直系の大自然でのアクション・アドヴェンチャー、後半は大邸宅でのホラー・サスペンス、そこに「怪物はささやく」のJ・A・パヨナ監督らしい、子供の目から見た悪夢の味をプラス。さらにテーマは第1作の基本に立ち返り、人間は自分たちの手に負えない領域に触れてしまったのではないかという疑問を提示。最後にはとんでもない光景を出現させる。そんなあれもこれもを詰め込んだ大盤振る舞い大会。
     その中で際立つのは、恐竜たち。煙の中で首を伸ばす巨大な草食恐竜の切なさ。頑丈な額で頭突きする小型恐竜のキュートさ。前作のヴェロキラプトル、ブルーの凛々しさ。人間たちは醜く、恐竜たちはみな愛おしい。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: Netflixのドナルド・クローヴァーの「アトランタ」、"この頃のアメリカ都市生活あるある"らしいエピソードの数々に、発見あり、驚愕あり、苦笑あり。ときどき挿入されるスルドい現状批評エピソードも刺激的。1話30分なのでつい次のエピソードも見てしまう。

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