シネマトゥデイ

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子どもはわかってくれない、わけじゃない

  • 原作が絵本とは思えないくらいに深い人間ドラマになっている快作。パパが悪役レスラーと知って悩む翔太と愛する仕事を息子に理解してもらいたい父親・孝志それぞれの葛藤の描き方は定型的だが、監督は観客層を考えてあえてわかりやすさを選択したのだろう。明快で、テンポもいい。間接的に父子をつなぐ触媒となるプロレス女子の存在も心地いい笑いを生んでいるし、仲里依紗は実にチャーミング。しかし、もっとも素晴らしいのは、孝志役の棚橋弘至だ。演技は巧みとはいえないが、口下手な設定なので無問題。言葉にせずとも伝わる本物の迫力と存在感は棚橋以外の配役は考えられないし、全身から息子への思いとプロレス愛が伝わってきて涙。

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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