シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

37歳の鋭利な映像センスが生んだ、危うい青春サスペンスの傑作

  •  コメディネタ止まりだった「カンニング」をめぐって、危うい青春サスペンスの傑作が誕生。中国で起きた事件をモチーフとする極めて鋭利なタイ映画だ。質素な家庭の天才女子高生が、学力の低いボンボンから“不正ビジネス”をもちかけられて始まる、作戦に次ぐ作戦。脚本とキャラクター造形は練りに練られている。細かいカッティング、クローズアップ、スローモーション、スピーディーな編集…タッチはスパイアクションさながら。学歴・格差社会の現実を背景にヒロインの心は揺れ動き、社会派エンタメの様相さえ呈する。この映像センスとダイナミズム、1981年生まれのナタウット・プーンピリヤ監督が世界を股にかけて活躍する日は遠くない。

⇒映画短評の見方

清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●過去に「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4/朝ドラ特集」●kotoba春号「特集:ブレードランナー2019-2049」●デジタルハリウッド大学「アニメフォーラム」講演●映画.comコラム●「Pen」SF特集/●NHK BSプレミアム「ザ・ベストテレビ」出演●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」●TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

» 清水 節 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク