シネマトゥデイ

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定番でもいい。素直に笑ってしまう唯一無二の肉体芸

  • じつにユルい。しかしこのユルさを快感に変換するのは、世界中でもローワン・アトキンソンくらいだろう。世間とのギャップで楽しませる彼の芸風を、最先端テクノロジーvs.アナログという構図に仕立てた時点で、もう鉄壁である。レトロなガジェットや乗り物も、近年の「007」や「ミッション:インポッシブル」が忘れた、スパイ映画の真の魅力を取り戻させる。極めつけは、唯一無二の肉体芸で、中盤のディスコダンスは60歳代とは思えないキレキレ具合。このシーンで笑いを抑えるのは難しいのでは?

    たしかに「しつこい」描写もあるものの、アナログに徹する主人公の行動に、SNSやネットの煩わしさで、うっかり共感するのも事実だ。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: トロント国際映画祭で観た作品では、観客賞の『グリーンブック』に心底感動。イザベル・ユペールが笑っちゃうほどの衝撃演技を見せる『グレタ』はトラウマ的怪作でした。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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