シネマトゥデイ

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ポカーンとなる快感

  • このゴーストの外見だけでは、リアルな話なのか、ふざけているのか戸惑う人も多いだろう。しかし観始めると、白いシーツで立っているだけで、愛する人の近くにいるのに気づいてもらえない哀しみが漂ってくるから、あら不思議。しかも体勢の微妙な変化や、シーツの皺でも感情を伝えるシーンがあったりと、オスカー俳優、「被りもの」の内側演技でも大健闘である。

    映像の切り取り方や編集によって、前半から「時間」や「場所」の曖昧な感覚が提示されるが、じつはこれ、ゴースト世界の感覚だとわかる中盤からは、何やら『2001年宇宙の旅』的な壮大なテーマも感知させ、他のどんな映画とも違う、狐につままれたような奇妙な後味が訪れる。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: 12月はマカオ国際映画祭へ。窪田正孝のコアなファンが意外に多く、中国の内地から来た人も。日本ではまだ観られそうにないウィレム・デフォーの「ライトハウス」が強烈なインパクトでした。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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