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代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン (2017):映画短評

代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン (2017)

2018年11月17日公開 130分

代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン
(C) 2017 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
なかざわひでゆき

黒澤やペキンパーの影響も垣間見える韓流時代劇アクション

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 舞台は壬辰倭(文禄の役)が勃発した1592年の朝鮮。迫りくる豊臣軍に恐れをなした国王・宣祖は、さっさと民衆を見捨てて宗主国・明へ避難。捨て駒として国王代理を任された次男・光海君は、金で雇われた農民による傭兵隊「代立軍」に守られ戦場の最前線を目指す。黒澤明やサム・ペキンパーの影響も見え隠れする硬派な韓流時代劇アクション。基本プロットは『将軍家光の乱心 激突』にも似ている。ラストの凄まじい攻防戦は圧巻だが、しかし最大の見どころは代立軍リーダー、トウと光海君の関係性だ。共に使い捨て要員である2人の奇妙な友情を通して、権力に翻弄される弱者の悲哀が浮き彫りとなり、国家とそのリーダーの在り方が問われる。

この短評にはネタバレを含んでいます
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