誰もが憧れる、プロフェッショナルの理想の姿

2018年12月22日 斉藤 博昭 ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス ★★★★★ ★★★★★

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ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス

世界中にブランドを展開しながらも「量より質」と、自分の納得のいかないアイテムは売りたくないという矜持。金儲けにはまったく関心がないヴィヴィアンの生き方は一見、パンクなようで、ひたすら仕事人として真っ当な思想を貫いているだけであり、職業を超えて誰もが感銘を受けるだろう。

自身も強烈な個性と才能をもちながら、現ブランドをヴィヴィアンと同等に支える3番目の夫が、あくまで裏方に徹する「内助の功」も、伝統的な性の役割の概念を軽々と覆し、観ていて気持ち良い。

映画としての作りはオーソドックスだが、対象である彼らの言動を強烈な吸引力に転化する。その点でドキュメンタリーとして成功していると言える。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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