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ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード (2017):映画短評

ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード (2017)

2018年12月15日公開 86分

ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード
(C) Here To Be Heard Limited 2017
相馬 学

ムーブメントからはみ出た女の子たちの爆走の記録

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 パンク~ポストパンクのシーンを駆け抜けたガールズ・バンド、ザ・スリッツの革新的ポジションに肉迫。

 1970年代にパンク・ムーブメントが起こり、例に漏れずワイルドな男社会が形成された。そこに女性だけのバンドが参入し、やりたいことをやる。そこにはどんな意義が? スリッツの歴史をたどりながら、そんなことを考えさせる構成。後のマドンナやライオット・ガールに影響を与えたのはもちろん、現在の#metoo運動のルーツとの見方もでき、興味深い。

 主要メンバー4人のその後をたどる人間ドラマも味わい深く、本作を生んだ作り手のモチベーションが見えたラストには涙腺が緩んだ。ロックファン必見!

この短評にはネタバレを含んでいます
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