シネマトゥデイ

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金日成に似てないなんて二の次の話でした

  • 22年目の記憶
    ★★★★★

    1972年の南北首脳会談に備えてKCIAが金日成もどきを作り上げるという前提がまず興味深く、彼に主体思想まで叩き込むあたりのエクストリームさもさもありなん。ソル・ギョングが金日成?と懐疑的に見始めたが、大根役者がどんどんエキセントリックに変貌する過程で憑依役者の真髄を満喫した。しかも認知症になってなお、初主演にこだわる役者魂に感涙。そんな役者バカ一代の父親を持った息子テシクの哀切はさぞかしと思うし、22年も溜め込んだ父親への複雑な思いを徐々に吐き出すP・ヘイルのニュアンス溢れる演技も素晴らしい。演技派役者の丁々発止のやりとり、脇を固めた曲者役者の巧妙な演技設計にしびれっぱなし。

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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