シネマトゥデイ

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今も昔も貧しい庶民は虐げられ続けるだけなのか?

  • 幸福なラザロ
    ★★★★

     人里離れたイタリアの田舎、公爵夫人の領地で前近代的な貧しい生活を送る小作人たち。一体いつの時代の話かと思ったら、公爵夫人の放蕩息子が携帯電話やウォークマンを持って登場する。これ、イタリアで実際に起きた出来事を基にしているのだが、公爵夫人が小作人制度の廃止を農民たちに教えないまま搾取していたのだ。で、事実を知った農民たちが村を去り、たった一人残された若者ラザロが、ある約束を果たすために都会へ出る。そこで再会したのは、競争社会から脱落したかつての村人たち。聖人の如く無私無欲の純朴なラザロが彼らの荒んだ生活にささやかな奇跡を起こす。近代化で人間は何を得て何を失ったのか?含蓄に富んだ現代の御伽噺だ

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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