シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

理由なき凶行の恐怖、再び

  • ハロウィン
    ★★★★★

     凶行をなす者の内面を覗き込んだとき、そこに何かが見えれば、それがどんなに邪悪で捻れたものでも、理由をひねり出して納得が出来る。恐ろしいのは、覗き込んだそこに、まったく何もなかった時だ。そういう恐怖を描いたのが「ハロウィン」第1作。そして、その恐怖を甦らせるために作られたのが本作。なので、第2作以降とは関係なく、第1作に直結してその後の物語を描く。
     恐怖の演出もあえて古典的正攻法。来るそ、来るぞ、来るぞ、と思って身構える時間がたっぷり取られていて、あのテーマ音楽が流れ、ああ、「ハロウィン」だなぁ、とゾクゾクさせてから、その瞬間がやってくる。そんな伝統的演出が効果を発揮している。

⇒映画短評の見方

平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: やっとAmazonの「アメリカン・ゴッズ」シーズン2の日本配信が始まってめでたし。でも毎週1話配信でヤキモキ。全米ではAmazonで5月31日配信の「グッド・オーメンズ」の同時配信を切に希望。

» 平沢 薫 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク