シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

宇宙船内での欲望と禁欲の闘いは、胸がざわめく鮮烈描写も

  • ハイ・ライフ
    ★★★★

    9人のクルーが乗っていた宇宙船で、生き残ったのはただ一人。あとは彼の赤ん坊だけ。さて何が起こったのか……という、何やら「エイリアン」的な予感もはらむ設定だが、物語は人間の狂気と、種を残す本能に深くフォーカス。禁断の世界を垣間見る印象が強い。バイオレンスもなかなか強烈だが、それ以上に性欲処理描写がアート的ながらゾクゾクするレベル。『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』あたりのレトロなデザインにならった宇宙船内にも美意識が感じられる。ブラックホールの登場や、船内と船外の境の状況など、不可解さ&ツッコミどころはあるものの、監督の描きたいテーマは伝わってくるし、良くも悪くも斬新な映像体験にはなる。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: 是枝裕和監督、バリー・ジェンキンス、クリストフ・ヴァルツとオスカーの話を聞くことが多い、2月のインタビューラッシュでした。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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