シネマトゥデイ

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泥臭いが、色気もたっぷりのチャンバラ映画

  • 多十郎殉愛記
    ★★★★★

    生死の瀬戸際に追い込まれ、ようやく愛を知ることになる主人公を全身全霊で演じる高良健吾はもちろんだが、理由アリな居酒屋の女将を演じる多部未華子も、ただならぬ色気を放つ。『HINOKIO』「デカワンコ」に次ぐ、まさに女優として転機の一作といえるだろう。東映京都撮影所を知り尽くした中島貞夫監督が、その空間をフルに生かし、今あえてこのキャスティングで、今風のスタイリッシュな百人斬りとは縁遠い、泥臭いチャンバラ映画を撮り上げたことに拍手を送りたい(『太秦ライムライト』コンビも登場!)。売りになっているラスト30分はさておき、93分という尺もプログラムピクチャー感を一層醸し出している。

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「TV LIFE」にて浜辺美波・高杉真宙・森川葵、「CREA WEB」にて若葉竜也など、インタビュー記事などが掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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