シネマトゥデイ

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思い出は美しすぎるのかもしれない

  • 芳華-Youth-
    ★★★★

    中国国内で文化大革命がどのように定義されているのかは知らないが、本作を見る限りは肯定感もあるように感じた。監督と脚本家(原作者)が軍のエンタメ部門を担った文工団出身で、甘酸っぱい思い出や懐かしさがあるせいだろう。登場する文工団兵士も輝いていて、文化破壊が進行中とは思えない、ほのぼのとした青春を送っている。ただし、家族の身分が反映された文工団内ヒエラルキーや制裁的な異動といった部分で文革の暗部を表現したのは『戦場のレクイエム』で一兵卒の悲惨さを描いた監督の真骨頂。正しく生きようとして時代の波に置き去りにされる主人公たちを見つめる監督の温かな眼差しが心に残った。

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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