シネマトゥデイ

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人命だけでなく文化も破壊する戦争の恐ろしさが伝わる

  • 自称“芸術に造詣が深い”ヒトラーがユダヤ人画家の作品を破壊し、ティツィアーノやゴヤら名作を次々に略奪したことは知っていたが、そんな単純な話じゃなかったことがよくわかった。闇の美術史というコピー通り、まさに「今だから言える」逸話の連続で、圧倒的な情報量に目が回るほど。編集にもう少し工夫が欲しかったが、製作陣の心意気には頭がさがる。武力で命や尊厳を奪い、さらには文化を破壊する戦争の恐ろしさが伝わり、ピカソの言葉が胸にしみた。モニュメント・マンはすでに映画化されたが、真相が明かされないまま略奪作品を美術館に寄贈した謎のグリット氏とその父親にまつわる事件も映画の素材としては非常に魅力的に思えた。

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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