シネマトゥデイ

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「一条の光」がたくさん集まっている

  • イーストウッドやゴダールと同じ「花の1930年組」! ワイズマン御大の新作はやはり絶品。『ジャクソンハイツへようこそ』の続編的でもあるが、内容は清廉な印象が強く、シンプルに言えば「元気になる」映画だ。この公共施設は困難を増す米社会の知性や良心の砦であり、その為に尽力している人達が数多くいることを希望として提示してくれるから。

    E・コステロやP・スミス、R・ドーキンス博士など著名人もよく訪れるが、例えばある黒人女性がジョージ・フィッツヒューの奴隷制擁護論を引きながら、マルクスとリンカーンに言及し自由社会の可能性を説く姿に不意に圧倒されたりする。この濃密さ、3時間半の施設案内は全く長くない。

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森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況: 5月25日(土)立川シネマシティCスタジオにて、『鉄男』生誕30周年記念! 『鉄男 THE BULLET MAN』上映前18時からのトークMCを担当いたします。インターネット番組『活弁シネマクラブ』でMC担当中(YouTubeにチャンネル登録)。4月28日より、武正晴監督×脚本・足立紳さん(『きばいやんせ!私』)の回を配信中。ほか、映画ジャーナリストの徐昊辰さん(『芳華-Youth-』討論)、三宅唱監督(『ワイルドツアー』)、佐向大監督(『教誨師』)、片山慎三監督×松浦祐也さん×和田光沙さん(『岬の兄妹』チーム)、二宮健監督(『チワワちゃん』『疑惑とダンス』)、広瀬奈々子監督(『夜明け』)、緒方貴臣監督(『飢えたライオン』)、関根光才監督(『太陽の塔』『生きてるだけで、愛。』)等々を配信中。アーカイブ動画はいつでもYouTubeで無料で観れます。

サイト: http://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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