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バイオレンス・ボイジャー (2018):映画短評

バイオレンス・ボイジャー (2018)

2019年5月24日公開 83分

バイオレンス・ボイジャー
(C) 吉本興業
なかざわひでゆき

21世紀に甦るゲキメーションはアングラな昭和レトロ感が満載!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 筆者世代にはテレビ『妖怪伝 猫目小僧』も懐かしい紙人形アニメ=ゲキメーションだが、これはまさしくあの幼少期のトラウマが21世紀の現代にまざまざと甦るような、全編ゲキメーションのみで描かれた昭和レトロ感満載の怪奇幻想譚である。山奥にある廃墟と化した古い遊戯施設、そこでは狂気の科学者が子供たちを世にも醜悪な人造人間へと変えていた…!ということで、少年少女を主人公にしたストーリーは、さながら和製「ストレンジャー・シングス」(!?)。シュールにして悪趣味、残酷にして奇妙奇天烈。けっこうグロいシーンも多いので刺激に弱い観客は要注意だが、秘宝館的なアングラ感や胡散臭さを好むような向きにはたまらないはず。

この短評にはネタバレを含んでいます
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