シネマトゥデイ

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カンヌで途中退場者続出も納得の衝撃作

  •  ラース・フォン・トリアーがシリアル・キラーを題材にすると聞いて、それなりの覚悟で臨んだのだけれど、いやはや、想像通りに容赦のないエクストリームな猟奇殺人シーンに戦慄する。露骨なゴア描写はそれなりに見慣れているつもりだが、それでもさすがに正視に堪えない場面あり。特に子供絡みはキツい。なるほど、カンヌで途中退場者が続出したというのも無理はなかろう。その一方で、独自の「死の美学」に取り憑かれた連続殺人鬼の、強迫観念にも似た異常心理の世界へ深く潜入していくストーリーは、難解でありながらも幻惑的。禍々しい映像美に溢れている。映画主演は久々のマット・ディロンも見事な怪演だ。

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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