シネマトゥデイ

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サーフィンとガラスの十代は、じつによく似合う

  • 内向的で一見、文化系。もう片方は見るからに悪ガキ。主人公と親友のキャラが対照的だが、ことさら真逆に描かず、誰もが感情移入しやすいティーンエイジャーの関係性で描いたところが好印象。キャストの2人も演技ではなくサーフィン経験で選ばれ、「みずみずしさ」と「本人が挑む本格的サーフィン映像」の両方がクリアされた。作り物感や嘘くささが限りなく少ないのだ。

    印象としては、サーフィン映画というより、青春通過儀礼ストーリーの側面が濃厚。経験値の高い年上の男に憧れ、何を学ぶのかを、原作が小説のためか心にしみるセリフの数々で紡いでいく。壊れやすいガラスの心が、強い鋼(はがね)になる時間が、ここには流れている。

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斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: 母校の神奈川県立湘南高校で映画の仕事の話をする機会をもらい、在校生から「将来、映画の仕事をしたいのですが、どうすればいいか」と相談を受けました。次世代に何かを伝える機会を得られて有意義な時間に。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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