シネマトゥデイ

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目の保養として最適

  • 9年前の“生田斗真版”は小説そのものの映画化だったが、プライベートでも仲良し、「イケパラ」繋がりでもある“小栗旬版”は太宰が小説を執筆するまでの物語。蜷川実花監督の過去作同様、豪華キャストを独特の極彩色で魅せ、そのポップ感とたくましく描かれる女性キャラから、目の保養としては最適だ。蜷川幸雄チルドレンで、かつてのプレイボーイイメージも強い小栗旬だが、彼なりの太宰像を演じ、決してミスキャストと言い切れない。ただ、女好きという以外、太宰の本質には迫っておらず、どうもカタルシスに欠けている。そんななか、わずかな出演シーンながら、高良健吾主演による三島由紀夫の半生が観たくなる。

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「CREA WEB」にて萩原利久、「TV LIFE」にて前田敦子、山田孝之&森田望智、「T.」にて吉野北人など、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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