シネマトゥデイ

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この親密な気配は、まるで手で触れるかのよう

  • WEEKEND ウィークエンド
    ★★★★★

     2人の人間がただ座ってなんでもないことを話している時の、その場に漂う親密な気配が、まるで手で触れることができるもののようにリアルに感じられる。この感触はどんな映画の魔法から生まれるものなのか。物語は、どこにでもありそうな出来事と、普通に生活の中で使われそうな言葉で綴られていくのに、最終的に稀有な美しい物語になる。
     そんな物語なのに、その中で現実にあるさまざまな問題が提示され、それが微妙なバランスで配されている。生きていく中で何を優先するのか。友人であることはどういうことなのか。自分の信条を否定する人々にどのような態度で臨むのか。そんな問いの数々が、静かに投げかけられてくる。

⇒映画短評の見方

平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: 高校生たちの生徒会長選挙運動を描くブラック・コメディ「ザ・ポリティシャン」@Netflixを見始めたら、毒がキョーレツ。タイトルからして今のアメリカの政治家ネタで、それを描くならここまでドギツくないとリアルじゃないってことなのだなぁとは思いつつ、笑いもコワバるw

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