シネマトゥデイ

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恐るべきアンチスーパーヒーローの誕生

  •  宇宙からの生命体、舞台が田舎町、ヒロインにE・バンクスという点からJ・ガン監督の出世作『スリザー』を連想させるが、こちらはユーモア控えめ。

     人間として育てられた異星の少年がスーパーパワーに覚醒し、それをエゴのために使いだすという恐怖譚。イジメの対象になり、空想上のヒーローをノートに描き続ける、そんな彼の姿に内向性が表われる。鬱屈が暴走に向かわせたのかどうかははっきりとは描かれないが、わからないゆえの気味悪さが宿る。

     ガンに演出を託された俊英D・ヤロヴェスキーのホラーセンスは初期ガン譲り。ウェイトレスが眼球に刺さったガラスの破片を抜く場面の執拗さに、彼のブラックな志向がうかがえる。

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相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: 『エンド・オブ・ステイツ』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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