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THE INFORMER/三秒間の死角 (2019):映画短評

THE INFORMER/三秒間の死角 (2019)

2019年11月29日公開 113分

THE INFORMER/三秒間の死角
(C) Wild Wag films Productions 2018

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

山縣みどり

組織を裏切り、FBIに裏切られる男のサバイバルは激アツ!

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

FBIが減刑をエサに犯罪者を協力者に仕立て上げるのが真実かどうか知らないが、主人公ピートの背景や人格造形に無理がなく、共感度が高いのが魅力のひとつ。組織を裏切り、さらにはFBIに裏切られる彼の必死のサバイバルは「さすが」と唸るののみ。J・キナマンも好演。素晴らしいのは、クライマックスの脱走劇。派手なアクション演出が生む緊張感が心地よいカタルシスへと昇華され、満足度高し。FBIとNYPDの不仲などお馴染みのネタも多いが、両方に花を持たせる展開も用意されていて、A・ディ・ステファノ監督のバランス感覚の良さを感じさせる。それにしても、人間味ゼロの権力者って嫌だね。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

前髪気になるジョエル・キナマンのイケメンっぷり

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

劇中で、コモン演じる「エーヴェルト・グレンズ警部シリーズ」の映画化で、物語はルーク・エヴァンスの代役となるジョエル・キナマン演じる潜入捜査官を中心に展開。設定はスウェーデン警察からFBIに変更し、分厚い原作のダイジェスト感のほか、どこか既視感ある設定もあって、前半は淡々とした印象も強い。後半は刑務所アクションと化し、ようやくエンジンがかかる『エスコバル 楽園の掟』のアンドレア・ディ・ステファノ監督。100%本領発揮とはいえないが、どんなに追い込まれようが、前髪気になるイケメンであるキナマンや意外とテンパりキャラのロザムンド・パイクなどが揃いながらのB級感は、なかなか魅力的だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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