シネマトゥデイ

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映像のテクニックと作品のテーマが究極で一致した奇跡

  • 1917 命をかけた伝令
    ★★★★★

    ワンショット“らしく”見せる試みは『バードマン~』も思い出すが、同作はテクニックとして「感心」。しかし今作のワンショットは、主人公の過酷な運命への没入効果として真っ当な使い方だと「感動」。長い塹壕を歩く息苦しさ、いつ攻撃されるかわからない先々のスリル、静と動のコントラスト…。計算しつくされ、自在に流れるカメラワークに、音楽のシンクロも秀麗を極め、歴史を変える「体感映画」となった。わずかにCG調整はあるようだが、主人公のアクションなど映るものは基本すべて実写で、カオスと化す兵士たちの動き、その迫力と悲哀に全身が震える。任務に命をかけた若者の勇気と戦争の虚しさが、ここまで深い余韻を残すのも奇跡的。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: 12月はマカオ国際映画祭へ。窪田正孝のコアなファンが意外に多く、中国の内地から来た人も。日本ではまだ観られそうにないウィレム・デフォーの「ライトハウス」が強烈なインパクトでした。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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