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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり (2019):映画短評

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり (2019)

2020年1月17日公開 101分

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり
(C) 2019 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

ライター4人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.3

くれい響

今度のエディは完全に“ヒロイン”

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

確かに「天気予報、はじめて物語」としてのドラマも描かれるが、ここまでリアルタイムで展開される体感型アトラクションに仕上がっていることに驚き! さらに、史実通り、男同士のブロマンスにしてもいいのに、どこかアメリア・イアハートもイメージさせる操縦士を演じるフェリシティ・ジョーンズ相手に、エディ・レッドメインが “ヒロイン”の役回りを担っていることに納得! 2人の夫婦漫才のような掛け合いも見どころだが、“お股がキュン(野原しんのすけ)”となる高度1万メートルで、『サンダー・アーム』でのジャッキー・チェンばりの気球アクションに挑むジョーンズは、『ローグ・ワン』よりもカッコええ!

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

高所恐怖に身悶えしたい人に、素直にオススメ!

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

『ローグ・ワン』『ビリーブ 未来への大逆転』と、このところのフェリシティ・ジョーンズは明らかに意志の強い主人公を演じることに意識的(本人もそう語っていた)。その流れで今作の、19世紀の気球飛行士パイオニア役でも、誰も制止できないキャラを全開にして気持ちがいいほどだ。気球に同乗するE・レッドメインの頼りなさもあって、観ている側に「女性なのに」とか性別を気にするスキさえ与えない。
そんな主人公の強さが発揮される上空アクションは、たとえば『ゼロ・グラビティ』での宇宙空間以上に、リアルに落下しそうな恐怖を届けてくれる。過酷な冷気も含め、最新テクノロジーがない時代の根源的サバイバルを疑似体験させる一作。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

映画館の大画面で見るべき壮大な気球アドベンチャー

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 気象予測などそんなもの不可能、星占いと同じで無意味だと考えられていた19世紀後半、正確な観測記録を得るために前人未到の高度12000メートルの気球飛行に挑んだ気象学者ジェームズ・グレーシャーの実話。といっても、グレーシャーと組む女性飛行士アメリアは完全なフィクションだ。その先見的見識ゆえ学会から冷笑される変わり者と、当時まだ社会的な地位や役割が制限されていた女性。そんなマイノリティの男女が新しい時代を切り拓いていく物語は多分にお約束だが、しかし壮大かつ神秘的なビジュアルで再現される大空への冒険は見応えがある。既にAmazon Primeでも視聴可能だが、これは映画館の大画面で見るべき作品だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
猿渡 由紀

ぜひビッグスクリーンで見たい映画

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

「博士と彼女のセオリー」で組んだエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズが再び共演するというのは、当然、大きな魅力。だが、意外にも、今作で一番パワフルなのは、とりわけ後半に起こる、空の上でのアクションだ。人類がまだ誰も行ったことのない高いところで、彼らが生きるか死ぬかの状況に陥るシーンは、緊張感満点。この迫力を体験するためにも、DVDになるのを待つのではなく、ぜひビッグスクリーンで見てほしい。ところで、レッドメイン演じる科学者は、天気を予測することが可能だと信じるがために同僚からバカにされていたという設定。19世紀なかばのそんな事情もまた、興味深い。

この短評にはネタバレを含んでいます
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