シネマトゥデイ

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ノア・バームバック監督の到達点

  • マリッジ・ストーリー
    ★★★★

    これまでも“男女の別れ”を描いてきたノア・バームバック監督の到達点といえる。どんな夫婦も元をただせば赤の他人、という話が嫌なほど描かれるが、画に描いたような夫婦喧嘩だけなく、相手の弁護士の選定を先読みする静かな戦いは興味深く、当人ポカーンな代理戦争には『アイリッシュマン』には欠場したレイ・リオッタも参戦。ランディ・ニューマンの劇伴が妙にあざとく感じるシーンもあるが、身長差29?のスカ・ヨハに頭上がらず、血まみれになった末、まさかの『ヤング・アダルト・ニューヨーク』のベン・スティラー化。その哀しみをミュージカル「カンパニー」の楽曲として歌い上げるアダム・ドライバーが愛おしい。

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「DVD&動画配信でーた」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「CREA WEB」にて藤原季節、「映画秘宝」にてM・A・Oなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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