シネマトゥデイ

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米・伊ウエスタンのマッシュアップ in カザフスタン

  • オルジャスの白い馬
    ★★★★★

     ジョン・フォードやセルジオ・レオーネのウエスタンにおける映像美を、カザフフスタンの大自然のビジュアルにあてはめたかのような、そんな味がある本作。

     悪漢に夫を殺された妻とその息子、訳アリの流れ者といった設定からして、いかにも往年の西部劇風。流れ者にふんした森山未來の無表情で口下手なキャラのせいか、山田洋次の『遥かなる山の呼び声』でも高倉健にも似た武骨さも垣間見え、和的なムードを併せ持つ。

     人間ドラマの豊潤さの点ではフォード作品に近いかと思いきや、クライマックスでは強烈なバイオレンスが炸裂。そんな瞬間的レオーネへの転調も面白く、目が離せない。マッシュアップの妙を見た気がする。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: 『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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