はいはい、いいお子さんたちをお持ちで。

2014年5月23日 ミルクマン斉藤 ぼくたちの家族 ★★★★★ ★★★★★

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ぼくたちの家族

ひとことで言うと居心地が悪い。いや、これは観る者それぞれの家庭環境によって違うだろうし、「血族」というものにどれだけ重きを置いているかによるだろうが、少なくとも僕は生理的な胡散臭さを感じてしまう。前半部での池松壮亮のあんまりな感じの悪さ、だがそんな次男のほうに心を寄せていた母(原田美枝子)の本心を知る実直な兄(妻夫木聡)の衝撃。やがて見えてくる父親(長塚京三)の不甲斐なさ…。そうした駒が揃った時点で、この家族映画がどこに向かおうとしているのか予想がつき、『あぜ道のダンディ』同様、その方向へきっちり進んでいく。石井裕也こそ松竹映画の王道を継げばいいのだ、きっと彼は山田洋次になりたいんだろうから。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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