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転がるビー玉 (2020):映画短評

転がるビー玉 (2020)

2020年1月31日公開 94分

転がるビー玉
(C) 『転がるビー玉』製作委員会
くれい響

オトナの事情や意見が見え隠れ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

再開発中の渋谷の切り取り方は興味深いが、ルームシェアするモデル、ミュージシャン、編集者の3人の生活は、かなり雰囲気重視。萩原みのり演じる孤独ゆえに下半身がユルい編集者も、リアルに見せながらやっぱり嘘っぽい。同じ嘘でも、『tokyo.sora』ぐらいのハッタリや魅せ方は必要だろう。宇賀那健一監督作としては、まだまだ観れる方で、3人の新進女優の見本市としてもまずまず(今泉佑唯には、現「渋谷ストリーム」に向かってガチで歌ってほしかった感アリ)。とにかく、いろいろとオトナの事情や意見が絡んでいそうで、これでは30年前の『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』の頃と、何も変わっていない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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