永野芽郁が新境地に挑む

2020年3月7日 くれい響 仮面病棟 ★★★★★ ★★★★★

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仮面病棟

師である堤幸彦同様、お笑い要素を入れることで、とんでもない方向に行きがちな木村ひさし監督だが、本作は至ってシリアス路線。『十二人の死にたい子どもたち』のようなギミックもなく、原作者が脚本に参加していることもあり、脚色部分も含め、しっかりミステリーに仕上がっている。そのため、同じ病院が舞台のジョニー・トー監督の『ホワイト・バレット』には及ばないものの、緊迫感はそこそこ持続し、複線回収もそこそこ心地良い。真犯人に関しても、そこそこ裏切ってくれるうえ、まさかの『タクシードライバー』的展開もアリ。永野芽郁が新境地に挑んだキャラということもあり、彼女のファンなら観て損はなし。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて高杉真宙さん、「TV LIFE」にて田辺誠一さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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