様々な生き方を受容できる社会に希望を見出す

2020年3月20日 なかざわひでゆき カゾクデッサン ★★★★★ ★★★★★

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カゾクデッサン

 大都会・東京の片隅で、恋人と一緒に小さなバーを経営する元ヤクザの男。そんな彼のもとに届いた、元妻が交通事故で意識不明になったという知らせ。再婚した彼女の息子に請われ、見舞いに訪れるようになった男は、思春期の悩みを抱えた少年と心を通わせるものの、しかしエリート・サラリーマンである現在の夫は落伍者である彼を疎む。誰もが順風満帆な人生を歩むことが出来るわけではない。社会に適合できない不器用な男の迷いと葛藤、改めて問われる家族や親子の定義。たとえ理想とされる型にはまらなくてもいい。失敗してもまたやり直せばいい。様々な生き方を受容できる社会にこそ希望があるのではないか。そう強く思わせてくれる映画だ。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

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