小津云々の前に、映像志望なら、観て損はなし!

2020年3月21日 くれい響 コロンバス ★★★★★ ★★★★★

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コロンバス

インディアナ州コロンバスのモダニズム建築を背景に描かれる、父娘ほど年齢の離れた男女の出会いと旅立ちの物語。“ジョン・チョーの建もの探訪”的なハートウォーミングな展開ながら、全カット刺激的。これぞ構図の映画といえるが、静寂を捉えながら、自然音などの音響も計算されており、小津云々の前に、映像志望なら、観て損はなし。『スウィート17モンスター』の親友役などで注目のヘイリー・ルー・リチャードソンは、フローレンス・ピューばりに化けそうな気もするが、デビュー作にして、会心の一撃を放った評論家出身のコゴナダ監督。次回作はコリン・ファレル主演のSF(リチャードソンも出演!)だけに、今後楽しみな逸材といえる。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて高杉真宙さん、「TV LIFE」にて田辺誠一さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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