完治するくらいなら死んだ方がマシ、、、な世界!?

2020年3月24日 相馬 学 CURED キュアード ★★★★★ ★★★★★

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CURED キュアード

 ゾンビ映画はそもそも終末的なものだが、終末を逃れても新たな終末の可能性が待っている。そんな絶望的世界を現実と地続きで描いて見せたユニークな映画。

 ゾンビウィルスを治療可能な病気に設定し、”回復者”が置かれる差別を見つめる。彼らはゾンビ時代の記憶が残っている生者で、”生ける屍=ゾンビ”の公式は成り立たない。これとは別にゾンビに殺された“本当の死者”もいて、それが話を面白くする。

 パンデミックの今となっては回復者差別や感染テロなどの描写が重くも感じるが、それだけ見応えはある。『28日後…』の主人公にも似た、S・キーリーふんする回復者の心のさまよいにもドラマが宿って◎。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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