SFパロディに爆笑しながら胸が熱くなる名作

2020年4月8日 平沢 薫 ギャラクシー・クエスト ★★★★★ ★★★★★

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ギャラクシー・クエスト

 人間にはなぜフィクションが必要なのか。「スター・トレック」によく似た往年の人気TVシリーズの出演者たちは、今やコミコン参加で日銭を稼ぐ日々だったが、彼らの番組を見てドキュメンタリーだと思い込んだ異星人たちに宇宙船に招かれて、侵略者と戦うことになり……というパロディ満載のSFコメディはそれだけで楽しいが、実はその背後にはこんな大テーマが潜んでいる。
 そのうえ、オタクの至福を描く映画でもある。オタクたちは、この出演者たちのSOSに応えてこれまで培ってきた知識を活かし、その行為によって幸せになるのだ。
 そんな物語をアラン・リックマン、サム・ロックウェルが楽しそうに演じるのもいい。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「日経エンタテインメント!」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:「CALLS コール」@AppleTV+ 、電話の音声だけで構成されたドラマだが、製作総指揮が「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス監督なので技あり。「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」(13)や「THE GUILTY/ギルティ」(18)が進化して突然変異に?

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