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30デイズ・ナイト (2007):映画短評

30デイズ・ナイト (2007)

2009年8月22日公開 113分

30デイズ・ナイト
(C) 2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
平沢 薫

深緑色の夜、暗く赤い血が飛び散る

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 後にTV「ハンニバル」「アメリカン・ゴッズ」の製作総指揮&監督で暗く端正な映像美を極めていくデヴィッド・スレイド監督の07年作。これから夜だけが30日間続いていく北の果ての小さな町に、得体の知れないものたちが静かに侵入してくる。積もる雪は夜でもほの白く、夜が純粋な黒色ではなく深緑色を帯びているのは、雪の上に飛び散る粘度の高い血液の深い紅色を際立たせるため。少しずつ姿を現していく異形の者たちの、人間とはごくわずかだけ異なる造形が、夜明けの訪れない極寒の世界によく似合う。エンドクレジットの背景も美しい。この監督がノーマン・パートリッジの小説を映画化する新作映画「ダーク・ハーヴェスト」も楽しみ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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