「恋とは」というテーマをオリジナルな形で語る

2020年5月1日 猿渡 由紀 エターナル・サンシャイン ★★★★★ ★★★★★

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エターナル・サンシャイン

記憶を消し去ったのに、知らない者同士としてまた出会ったら、また惹かれてしまう。恋の始まりにおけるそんな本能と運命の力、さらに、それを育てていく上で起こりがちな事柄を語るのが今作。映画の途中には、チャーリー・カウフマンらしい、ユニークでシュールリアルなシーンが盛りだくさんで、それらはビジュアル的に楽しいが、テーマ自体は地に足が着いていて、かつ、ロマンチックだ。悲しい思い出、嫌な思い出も、それらがあるから、今の自分がある。この広い世界で出会うご縁があった人は、誰のことも、「いなかったこと」にするべきではないのだと、あらためて思う。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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