継続は素直にうれしいが、この3作目の幕切れこそシリーズ最高

2020年5月8日 斉藤 博昭 トイ・ストーリー3 ★★★★★ ★★★★★

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トイ・ストーリー3

「レミー」「ウォーリー」「カールじいさん」と、この直前のピクサー作品は幅広い世代や映画マニアへの強いアピールが増長し、人気キャラの11年ぶりのこの新作も、おもちゃ側の視点が主だった前2作と比べ、人間のアンディ側のドラマが強く心に響く作りになった。その結果、「かつて子供だった」大人の視点で、物語に深く入り込んでしまう。

本当に愛する相手に対し、何をするべきか。ありきたりながら描きづらいテーマを、ここまできちんと伝える作品も珍しい。

そのうえで屈折した新キャラや、壮大かつ緻密なアクションというエンタメ要素をハイレベルでクリア。「4」も傑作だが、この「3」の結末こそ理想のまとまりという気がする。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:例の接待問題で軽く話題になっている、洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」で、4月に何回か放映される「ザ・シネマ レコメン道場」という新番組に出演しています。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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