ウディ・アレン映画の主人公が大学生だったら

2020年6月24日 平沢 薫 レイニーデイ・イン・ニューヨーク ★★★★★ ★★★★★

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レイニーデイ・イン・ニューヨーク

 かつてウディ・アレン自身が彼の映画で演じてきためんどくさい主人公は、大学時代にはどんな青年だったのか。それを、現在85歳で青春時代は遥か彼方にあるはずのアレン自身が監督して描き、なるほどきっとこうだったに違いない、と思わせる。主人公は学生でまだいろいろよく分かっていなくて、自分についても周囲についても誤解していたりするが、それがふとしたことから、分かり始める。そんな週末が、おとぎ話のような鮮やかな色彩と典型的な風景で描かれる。 
 ティモシー・シャラメがいつもの繊細な青年役ではなく、これからウディ・アレン的な大人になりそうなちょっと屈折した主人公を演じてすごく似合うのも、発見。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

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