三つ子の魂百まで、ではなかったネオナチ青年の半生

2020年6月26日 山縣みどり SKIN/スキン ★★★★★ ★★★★★

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白人至上主義者のネオナチが心を入れ替えた実話で、人生に行き詰まっている人を「人間は変われる!」とインスパイアするはず。増量し、全身にタトゥー・メイクを施したJ・ベルが主人公を熱演する。ただし、極右青年が変心した理由付けがやや甘い。もう少し父親との関係の深掘りし、差別教育の恐怖や特殊な信条を持つに至る過程も知りたかった。主人公の再生をサポートする活動家との関係もサラッと流していてもったいない。傑作になる可能性があったのに……。しかし、トランプ大統領誕生後にアメリカで確実に増えている(表面化した?)極右が“暴力的で無知で偏見に満ちた”存在と世界に周知する意味ではかなり効果があると感じた。

山縣みどり

山縣みどり

略歴:雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況:リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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