むしろおバカなコメディにしてほしかった

2020年6月27日 猿渡 由紀 サモン・ザ・ダークネス ★★★★★ ★★★★★

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サモン・ザ・ダークネス

怖いというより不快。無意味な残忍さの連続で、なぜこんな映画が今作られる理由があったのかと疑う。襲う側が女で襲われる側が男というのが“新鮮”だとか“女性のエンパワメント”だと思うならとんでもない勘違いだし、作り手が“意外な展開”と思っているであろう部分も、賢くもなんともない。このジャンルに完全なリアリティは求めないものの、とりわけアレクサンドラ・ダダリオのクライマックスシーンの反応などは現実離れしすぎ。80年代、カルト、遊びたがりの若い女性という要素は良いし、なにせジョニー・ノックスヴィルが出ているのだから、むしろおバカなコメディにしてほしかった。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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