このシャラメは観逃せない!

2020年7月1日 くれい響 レイニーデイ・イン・ニューヨーク ★★★★★ ★★★★★

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レイニーデイ・イン・ニューヨーク

劇中、時折iPhoneが出てくることを除き、セリフもファッションも、70~80年代のウディ・アレン映画を観てるような感覚に陥る。とにかく、飲む・打つ・買うの三拍子揃ったヘビースモーカーの御曹司を、イヤミなくコミカルに演じるティモシー・シャラメがアレンの分身以上の役割を果たす。しかも、ピアノ弾き語りまであり、キャリア中ベストといえるなか、ミア・ファローのようなエル・ファニングに、マリエル・ヘミングウェイのようなセリーナ・ゴメスなど、ほかのキャラも申し分なし。過去作好きにはたまらないが、ヴィットリオ・ストラーロが捉えるN.Y.も素晴らしい。いわくつきの作品ではあるが、見逃すのは勿体ない!

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて戸塚純貴さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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