「エクソシスト」の韓国流アレンジが痛快!

2020年8月3日 平沢 薫 ディヴァイン・フューリー/使者 ★★★★★ ★★★★★

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ディヴァイン・フューリー/使者

「エクソシスト」を韓国映画が描くとこうなる。"キリスト教の牧師による悪魔払い"という骨子はそのままで韓国映画ならではのアレンジがたっぷり。その脚色ぶりが"そうきたか!"と思わず仰反る説得力と大胆さ。何しろ、神父の悪魔払いの助手になるのは、イケメンのプロの格闘家。神への愛も試されるけど、親子の愛も試される。出現する悪霊のデザインも、ちゃんとアジアの文化を踏まえた形。それでいて世界共通の要素はそのままで、悪魔がいるのはやっぱりモダンなインテリアのオシャレなクラブだし、悪魔に魂を売りそうになるのは虐められてる男の子だったりする。エクソシストを韓国映画仕様で描く斬新な発想とそれを実現するパワーが痛快!

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の脚本家チャーリー・カウフマン監督・脚色の「もう終わりにしよう。」@Netflix、映画だけ見ても面白いが、イアン・リードの同名小説(ハヤカワ文庫)を読むと、カウフマンがこの小説をどう読んだのかが見えてきて面白さ倍増。

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