数字では感覚がつかめないフードロス。映像で観ると愕然…

2020年8月5日 斉藤 博昭 もったいないキッチン ★★★★★ ★★★★★

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もったいないキッチン

ともすれば深刻になりそうな題材ながら、旅人で監督のダーヴィドの、ほのぼのキャラが功を奏し、海外の視点で日本を巡るロードムービーのような楽しいノリ。ゆるやかな空気の中で、無駄のないアイデアを多方面で学ぶことができる。

訪ねるスポットが盛りだくさんで、もうちょっと絞ってじっくり見たいネタも多かった。とくに作品の肝となる、コンビニやデパートの日々の売れ残りと、そこからどうするべきかという策の部分は深く突っ込んでほしかったが、年間643万トン、一人あたり毎日おにぎり1個分という日本の食品ロス=廃棄を、こうしてリサイクル工場内の映像でリアルに観せられると、実感で迫ってくる。「知る」という意味で必見作。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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