来年の朝ドラが早くも楽しみに

2020年8月28日 斉藤 博昭 宇宙でいちばんあかるい屋根 ★★★★★ ★★★★★

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宇宙でいちばんあかるい屋根

隣の大学生に愛おしい想いを募らせ、「糸電話でつながりたい」なんて青くさい妄想を語る14歳と思いきや、学校には元カレがいたり、血の繋がらない母との関係に悩んでいたりと、いくつものレイヤー(層)をもつ主人公で、清原果耶は来年の朝ドラ主役を任せられる鉄壁オーラを放つ。間違いなく、彼女を観る映画。受けの演技に徹する伊藤健太郎の器用さと、どこか現実離れした存在の桃井かおりとのアンサンブルも観ていて安らぎを感じる。藤井監督の前作『新聞記者』と比べると、作品のムードが違うとはいえ、今回は会話がいかにもセリフっぽいのが気になる。14歳の物語だから、ターゲットを考え、わかりやすさを優先したのだろうか。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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