清原果耶のイメージにピッタリな、ひと夏の成長物語

2020年9月3日 くれい響 宇宙でいちばんあかるい屋根 ★★★★★ ★★★★★

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宇宙でいちばんあかるい屋根

原作がファンタジー小説だけに、藤井道人監督作にしてはかなり観やすく、『デイアンドナイト』と比べても、朝ドラヒロインが決まった清原果耶のイメージにピッタリな、ひと夏の成長物語。設定を05年に変更、清原演じるヒロインがじつの母を訪ねるドラマティックなエピソードの追加といった脚色も、キーパーソンに『青の帰り道』で実質主人公だった清水くるみを配するなどのキャスティングも功を奏しており、『未来のミライ』『ハローグッバイ』の要素も入った、どこか懐かしく、心に染みる優しい作品に仕上がっている。藤井監督にはこれからも青臭い作品を扱ってほしい願いも込めて、★おまけ。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「映画秘宝」にて岩井俊二監督×斎藤工さん、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「TV LIFE」にて芋生悠さん、「CREA WEB」にて甲斐翔真さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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