このアプローチは正しい。だからこそ不思議な感覚に包まれる

2020年9月6日 斉藤 博昭 ミッドウェイ ★★★★★ ★★★★★

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ミッドウェイ

ミッドウェイ海戦で、上空5000mから急降下する戦闘機の翼に据え付けたカメラのリアル映像を見たエメリッヒは大興奮。「ぜひとも自分で再現するぜ」とノリノリな気分と、これまでのパニック大作での実績が合体し、戦闘シーンの縦横無尽スペクタクル感には恐れ入るばかり。ゲーム映像のような軽さとも無縁。ビジュアルとして戦争映画のアップデートを達成した。日本側メインの『硫黄島からの手紙』とも違い、ハリウッドが敵国との視点を半々近くにして、しかも日本人俳優たちの演技も本格的。「公平さ」への気配りが今っぽいし、日本人にとって違和感も少ない。映画としては正しい作り。公平な分、どこに視線を持って行くべきか戸惑うかも。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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