"売国奴"になれなんて、言われてみても

2020年9月11日 相馬 学 ソニア ナチスの女スパイ ★★★★★ ★★★★★

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ソニア ナチスの女スパイ

 北欧がナチスの侵攻にどう反応したのか、その歴史的事実を知るだけでも価値があるが、ドラマも歯応え十分。

 ある女優がたどった数奇な運命をとおして、戦争の虚しさを語るストーリー。人気の一方で、二重スパイという複雑な任務を強いられたために、意図に反して売国奴と罵られたり。文化を愛する者の思いを戦争が踏みにじる、そんな構図が見えてくる。

 “個人に選択を強いるのが戦争というもの”というナレーションが冒頭で発せられるが、見れば納得。スパイ映画らしいスリリングな描写にも魅せられるが、むしろ伝えるべきテーマの重さに唸った。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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